只野研究室では、医工連携として進めている手術支援ロボットシステムや遠隔操作に関する研究などを中心にヒトへの効果的作業支援やヒトと機械の高度なインタラクションの実現を目的とした研究を行っています。また、バルブや空気圧回路など空気圧サーボシステムの性能向上に関する研究についても取り組んでいます。

空気圧駆動ロボットアームを用いた腹腔鏡操作システム

本研究では、腹腔鏡手術において術者自身が助手の手を借りることなく内視鏡視野を操作できるシステムの開発を行っています。 内視鏡を把持した空気圧駆動ロボットアームを術者の頭部運動に連動させることで直感的な操作性を実現しています。 頭部運動による動作指令に対して、保持アームが十分な追従性を有することを実験的に確認するとともに、 in-vivo実験からも開発したシステムの有効性を実証しています