只野研究室では、医工連携として進めている手術支援ロボットシステムや遠隔操作に関する研究などを中心にヒトへの効果的作業支援やヒトと機械の高度なインタラクションの実現を目的とした研究を行っています。また、バルブや空気圧回路など空気圧サーボシステムの性能向上に関する研究についても取り組んでいます。

水蒸気噴流を用いた生体凝固デバイスの開発

水蒸気は凝縮する瞬間に大量の凝縮熱を放出します.この特徴に注目し,組織が炭化・乾燥することなく瞬間的に凝固できる新しいエネルギーデバイスを提案・開発しています. これまでに動物実験にて止血効果を確認しており,ブタ大網にて約1秒, ブタ肝臓の深さ1mm程度の切除面にて約20秒,脈管を含むブタ肝臓の切断面にて約50秒,蒸気を噴射し止血に成功しています.